国内研修について
研修が延期になる可能性が高い。
正直ほっとしている。
しかし、延期になるとは考えていなかった。
中止か研修強行かのいずれになるだろうと思っていた。
中止という最悪のケースしか想定していなかった。
日頃、如何に自分がシンプルなケースしか想定していないのか痛感した。
想定の甘さだな。。
延期の場合、私は国から交付金を頂く予定なので
欧州研修までの間、国内で補完研修を受ける必要があるという。
国内で研修を行うにあたり、就農ビジョンと一致した研修先が必要らしい。
私の就農ビジョンと一致した研修先とかあるのか。。
ま、どのような農家であれば私の就農ビジョンと一致しているのか考えて行こうと思う。
1.トマトを栽培している
将来施設園芸のトマト農家になると決めて、欧州の施設園芸農家に研修へ行くと決めたのだから、これは絶対条件だ。
2.エネルギー消費が少なく環境を考慮した経営を行っている
私自身、農業が引き起こす環境問題について学んでいたことから、
高い環境意識と作物生産性兼ねた農業経営を目指したい。
(窒素やリンの流亡防止、水資源の節約、フードロス、マイレージetc..)
3.夏秋トマト栽培を行っている
地元の気候が夏秋栽培に適しているからだ。
可能であれば夏秋栽培が良い。
4.独自の販路を築いている農家
単純に独自の販路を築いている農家は強い。
独自の販路を構築している農家は販売希望価格を独自で決めることができる。
JAに出荷物を出荷する場合、需要と供給の関係でトマトの値段は変動するため、安定した経営を行うのが難しい。
独自の販路を構築することは難しい事ではあるが、将来的には独自の販路を築きたいと考えている。そういった意味で独自の販路を築いている生産農家の元で研修したいと考えている。
5.食育にも力を入れている
食育とは単純に食に関する知識を教え育むことである。
食育に力を入れていると書いたが、それは私が研修計画書に"食育に力を入れたい"と
書いたためだ。別に食育に力を入れていなくても良い。もちろん消費者とふれあい機会は大切だ。
私はただ、作物生産だけが農業者の仕事ではないという信念を持つ方の元で研修を行いたい。長くなりそうなので、深くは述べない。
6.しっかりと休暇を取っている
農業はやり方次第で休暇が得られ、やりがいがあり、稼げるということを示し、農業に対する負のイメージを払拭したい。その手本となる農家を私は知りたい。
ここまで考えを述べてきたが、研修先の農業形態についても考える必要がある。
農業形態について、大きく二つに分けるとすれば企業経営と家族経営の2種類だろう。
研修先について考えた時、受け入れてくれる可能性が高いのは企業的な経営をしている農家だろう。
私の理想としては、企業経営過ぎず、家族経営過ぎない農家と言ったところだろうか。
特に私の住んでいる中山間地域の農家は、まとまった耕地面積の確保が難しく、たいてい0~30a程度の小さなハウスが分散している。このような条件下で、ハウス毎に環境制御用の装置を導入にするのは、設備コストが大きくなり、費用対効果もすくないと考えられる。
現時点で、このような土地で法人化し、人を何十人も雇う様な企業経営は想像ができない。というか、良いアイデアがまだ浮かんでいない。
それよりも、企業経営よりの家族経営、パートを3,4人雇っている程度の経営は、就農後のビジョンとしてイメージがしやすく現実的である。
とにかく、以上の希望になるべく沿った研修先を探さなければならない。
というか、私自身、国内のトマト農家を良く知っているわけではないので、
海外研修を仲介する協会が良いところを紹介してれないかな~。