国内補完研修のメリットとは
国内補完研修をすることになった。
研修候補先に電話をした所、研修期間が定まっていないという事を詰められ面食らってしまったが、地元の者だと知らせると、すんなり受け入れてくれた。ありがたい。
私も研修期間が定まっていないのに、実習させてくださいとは無理があるだろうと思っていた。多少、話が長くなっても事情を先に説明すべきだったのかも知らん。
まあ、親のおかげで助かったのだ。
しかし、雇用契約が結べないので、バイトとは違い働いた分だけ給料が発生するわけではない。ほぼ給付金に頼った生活になるという事だ。手当は月に12-13万程度だ。時給700-800円だとすると、国からの給付金がバイト代のようなものだ。
本来、海外での農業研修期間は一年間であったが渡航が延期になる関係で、研修期間が短くなる可能性が高いそうだ。
そうなると、どうなんだろうか。
わざわざリスクを背負い、国から給付金を頂いたが、本当にリスクに見合う程の給付金なのか。
欧州で研修を行う場合、研修農家から実習手当がでることになっている。およそ5-7万程度だったと思う。
国内補完研修先では実習手当はでないだろう。
海外での研修期間が少なくなれば、支出も減るという事ならば良いが。。
仮に、一年間きっちり海外農業研修を行うとなった場合、給付金を頂く期間が長くなるとは思えない。
この先の見通しの立たない状況で、2ヶ月後に海外農業研修が可能だとして国内補完研修のメリットを考えたい。
1.語学学習の期間が延びる
語学学習の期間が延びることで、現地に行った際に今よりもよりスムーズな対応ができ、高い研修効果を得られる。
2.実務経験を積む事ができる
私は農家に生まれたが、実務経験に乏しい。
大学受験し、大学に進学していたためだ。
海外研修先で実務経験不足により、より一層苦労をしていただろう。また、国内補完研修先の施設は、フェンロー型ハウスであることから、海外研修先の作業に近い実務経験を積む事ができると期待できる。特に収穫作業を行う事ができ、習熟することができれば最高だ。
3.国内補完研修先が実家から近い
この国内研修先でなかったら、別の地方で宿を借り実習を行っていたであろうから余計出費が大きくなったはずだ。この点が大変助かるポイントだろう。
4.国内研修先で海外農場研修先に派遣された際のシミュレーションができる
報連相の実施やコミュニケーションの取り方など様々なことをシミュレーションでき鍛えておくことで、実際海外農場へ派遣された際の立ち振る舞いもよりよくなるだろう。
5.実家の経営状態も知ることができる
国内研修先へは実家を起点に行動するため、土日などを用いて実家の経営状態を把握することができる。
大学の先生と、給付金面接の審査員に「国内の農業をもっと知ったほうが良い」と言われたことを思い出した。まあ、今の私はそれくらい実務経験がなく、日本の施設園芸の事も知らない青2才の餓鬼なのだ。まだ、若いんだ。頑張っていこう。
渡航延期期間中の国内研修を海外農業研修でのより多くを学ぶための準備期間にしたいと思う。